田口佳史著
株式会社三笠書房 ISBN978-4-8379-2858-4 C0030
帯より************
仕事の鉄測、出世の極意、人間関係の知恵
渋沢栄一はなぜ「論語」を片時も離さなかったのか?
人間の本質をえぐる
稀代の書を、超訳で読む!
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私はこの本を自己啓発書として愛読しています。
PP.66-71の「論語」「為政第二/20」の「三十而立」「五十而知天命」「七十而従心所欲、不踰矩」は、「孔子が一生を回顧して、その人間形成の過程を述べたもの」として、下記のような、一通りの説明が欲しかった。
[原文]
子曰、
「吾十有五而志于学。
三十而立。
四十而不惑。
五十而知天命。
六十而耳順。
七十而従心所欲、不踰矩」。
[読み方]
子曰、
「吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」。
[口語訳](『論語』・旺文社)
子曰く、
「私は十五歳のとき学問に志を立てた。
三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
六十歳になると、人の言うことがなんでもすなおに理解できるようになった。
七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった」と。
[言葉の意味](『広辞苑』)
し‐がく【志学】
1:学問に志すこと。
2:[論語為政「吾十有五而志於学」]15歳の称。
じ‐りつ【而立】
[論語為政「三十而立」]30歳の称
ふ‐わく【不惑】
1:[論語子罕]まどわないこと。
2:[論語為政「四十而不惑」]年齢40歳をいう。
ち‐めい【知命】
1:天命を知ること。
2:[論語為政「五十而知天命」]50歳の称。
じ‐じゅん【耳順】
[論語為政「六十而耳順」]
(修養ますます進み、聞く所、理にかなえば何らの障害なく理解しうる意)
60歳の異称。
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