生化学辞典 第4版 単行本 – 2007/12/10
大島 泰郎 (著)
以下、Amazon レビューより引用
生化学だけにとらわれず周辺領域も充実した。
驚異的な速さで進歩・発展・専門分化している生命科学・医学の世界で生きて行くためには、研究者でも生化学・医学辞書は必要です。この『生化学辞典』は世界の生命科学・医学の中でいかに日本の生化学と関連分野の活力そして実績が優れているかを如実に示している辞書です。よい教科書とよい辞書を出版できるのは実力です。さらには学生の自主学習が推奨されている今こそ、信頼できる教科書、そしてそれを補い他分野と関連づけてくれる辞書が必須となっています。基礎医学の重要性を臨床医学に進んでからも確認できる、極めて優れものです。英語の専門用語 technical termが重要性を増す一方ですが、巻末索引により、英和機能も充実しています。
生物学分野の人々には非常にポピュラーな岩波の生物学辞典とこの生化学辞典は何かとページをめくる機会の多い書籍です。本の帯タイトルの通り、生化学といっても非常に生物学に関連の深い内容の記載が多く、岩波の生物学辞典が少し古いことから、両者の組み合わせで日常使用するのが実際的です。さすがに最新の情報は文献に譲ることが多いわけですが、生物学の扱う広い分野の常識を認識する上で、本辞典は有効であり、今後も改訂が続くことを願っています。また生物学的辞典は当出版社より辞典が出ていますが、生化学分野は今のところ、この辞書が唯一ではないでしょうか。