心理学を理解するために、フロイト、ユング、アドラーの本を読むことにしました。
精神分析入門(上) (新潮文庫) 文庫(1977/21/01) フロイト(著) 高橋義孝(翻訳) 下坂幸三(翻訳)
精神病の命名と分類に終始していた伝統的精神医学に対し、自由連想の採用という画期的方法によって症状の隠された意味を探る精神分析を創始して、二十世紀文学にも多大な影響を与えたフロイト。本書は、1915年から17年までウィーン大学で一般向けに行われた講義の記録であり、明快な論旨の進め方、啓蒙を目的とした対話的手法で書かれた最適の入門書である。
精神分析入門(下) (新潮文庫) 文庫(1977/21/01) フロイト(著) 高橋義孝(翻訳) 下坂幸三(翻訳)
本書は、人間の心理には無意識の抑圧と抵抗という複雑なメカニズムが存在し、ノイローゼの原因にはリビドー(人間に生得的に備わっている本能のエネルギー)が深く関係していると唱えて、精神現象の解明に偉大な貢献をしたフロイト理論を理解するための絶好の手引きである。講義録である「錯誤行為」「夢」「神経症総論」の三部に続いて、修正補足を目的に書かれた「精神分析入門(続)」を併せて収録する。
ユング心理学入門 培風館(1967/10/01) 河合隼雄(著)
ユングの人間観は心理を専門として今なお魅力を放っています。ユング心理学を作者の経験とかも加味して書いている。夢分析の、心理療法士としての立場から、人間の心にグッとフォーカスした見解は見事です。膨大であるユングの理論の重要な部分をぴったりとまとめて浅く説明していて、この書籍を読んだのならば他の深いところまで説明した他書を読みたくなること受け合いだと思います。
生きる勇気 興陽館(2020/9/10) アルフレッド・アドラー(著) 坂東智子(翻訳)
『個人心理学』がわかるアドラーの代表的著作。人は幼少期の経験に一生を左右される。子供時代をいかに乗り越えて大人になるのか。アドラーが、乗り越えるべき人生を科学的に解明した勇気の書。