ラスト サムライ

映画鑑賞

かつて世界がうらやむようなまばゆい男たちが日本にいた

トム・クルーズ演じるネイサン・オールグレン大尉は、かつて南北戦争で国と名誉のために命を賭けた英雄であった。
しかし、今や戦争も終わり、移り変わる時代に取り残されていた。
そんな彼が政府に雇われ、サムライと戦うために日本にやって来た。

渡辺謙(アカデミー助演男優賞ノミネート)演じる勝元は、サムライ一族の長であり、深く尊敬されている男だ。
明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。
しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。
そして二人の戦士が出会い、運命がひとつに重なった時、歴史の扉が開いた・・・。
監督のエドワード・ズウィックは、この情感溢れる近代日本の幕開けを描いた一大叙事詩を見事に描き、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞監督賞を受賞した。