Claude Code を使い始めると「なんか手間だな」と感じる場面がいくつか出てきます。実は、知っているだけで解決できる小技が山ほどあります。
この記事では、エンジニアに限らず Claude Code を使っている人なら今すぐ試せる Tips を20個まとめました。初心者から中級者まで、きっと知らなかった発見があるはずです。
キーボードショートカットで操作を瞬時に完結させる
Esc × 2 で「やり直し」ができる
Claude が生成中に「あ、方向が違う」と思ったら、Esc を2回押してください。これは単なる停止ではなく、変更前の状態に巻き戻す操作です。
Ctrl + C だと生成が止まるだけですが、Esc × 2 なら直前のコードや会話状態に戻れます。「Claude に変なコードを書かせてしまった…」という事態から一発で脱出できます。
Shift + Tab で「全自動モード」に切り替える
Shift + Tab を押すと、Claude が操作のたびに確認を求めてくるモードと、すべて自動で実行するモードを切り替えられます。
- 確認あり(デフォルト): 変更前に「本当に実行しますか?」と聞いてくる
- 自動承認モード: 確認なしに全部進める
慣れた作業はオートモードで一気にこなし、慎重に進めたいときは確認ありに戻す、という使い分けが便利です。
Ctrl + G でエディタを開いてプロンプトを書く
ターミナルの1行入力欄では、長い指示が書きにくいですよね。Ctrl + G を押すと、環境変数 $EDITOR に設定されているテキストエディタが開きます。
VSCode や Vim で思いっきり書いて保存・閉じると、そのままプロンプトとして送信されます。複数段落にわたる詳細な指示を出したいときに重宝します。
Alt + T で「じっくり考えるモード」をオン
Alt + T を押すと、Extended Thinking(拡張思考)モードが切り替わります。これをオンにすると Claude がより深く考えてから回答します。
複雑な設計判断やバグの原因究明など、「いつもより丁寧に考えてほしい」場面で試してみてください。
スラッシュコマンドを使いこなす
/clear はこまめに使う
/clear は会話履歴を全消去するコマンドです。「もったいない」と思いがちですが、積極的に使うのが正解です。
会話が長くなると Claude が参照するコンテキストが膨らみ、応答が遅くなったり的外れになったりすることがあります。新しいタスクに移るタイミングで毎回 /clear するクセをつけましょう。
/compact で長い会話を圧縮する
/compact は会話の要点だけを残してトークンを節約するコマンドです。完全にリセットしたくないけど、コンテキストが重くなってきた……というときに使います。
/cost でコスト確認
/cost を打つと、現在のセッションでどれくらいのトークンを使ったかが確認できます。「今月なんでこんなに使ったんだろう?」というときに原因を追いやすくなります。
/init で CLAUDE.md を自動生成
新しいプロジェクトで Claude Code を使い始めるとき、/init を実行すると Claude がプロジェクト構造を自動で分析し、CLAUDE.md の初期テンプレートを作ってくれます。
ゼロから書くのが面倒な方はまずこれを試してみてください。
プロンプトの書き方のコツ
「いい感じに」はNG。条件を具体的に書く
Claude Code に限らず、AI へのプロンプトで最も大切なのは具体性です。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 「いい感じのページを作って」 | 「Tailwind CSS でレスポンシブ対応のLP を作って」 |
| 「バグを直して」 | 「○○関数で null が渡ったときにエラーになる。null チェックを追加して」 |
| 「SEOを改善して」 | 「メタディスクリプションが空の記事に、本文冒頭100字を使って自動設定して」 |
「何を」「どんな状態にしたいか」「使う技術は何か」の3点セットを意識するだけで、出力の質が大きく変わります。
出力形式を指定する
「Markdown で」「箇条書きで」「表形式で」と出力フォーマットを指定すると、後工程で使いやすい形で返ってきます。特にブログ記事やドキュメントを書かせるときは効果的です。
一度で完璧を求めない。追加指示で磨く
最初のプロンプトで100点を出そうとしなくて大丈夫です。
- まず「大まかな方向で作って」と投げる
- 返ってきたものを見て「この部分をもっと詳しく」「トーンをやわらかく」と修正指示を出す
このキャッチボール方式のほうが、結果的に早く良いものが仕上がります。
役割(ロール)を与える
「あなたはSEOの専門家です」「上級Pythonエンジニアとして」のように役割を与えると、専門的な観点から回答が返ってきやすくなります。
CLAUDE.md の活用法
CLAUDE.md はセッション開始時に自動で読まれる
CLAUDE.md はプロジェクトルートに置くと、Claude Code がセッション開始時に自動で読み込む「指示書ファイル」です。毎回同じことを説明する手間がなくなります。
書いておくと便利な内容:
- コーディング規約(インデント、命名規則など)
- 使用している技術スタック
- 「やってはいけないこと」の明記
- よく使うファイルパスや設定値
グローバルとプロジェクト別で使い分ける
| 場所 | 適した内容 |
|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md |
どのプロジェクトでも共通の個人ルール(言語設定・出力スタイルなど) |
./CLAUDE.md(プロジェクトルート) |
そのプロジェクト固有のルール・構成 |
サブディレクトリの CLAUDE.md |
フロントエンド・バックエンドなどパートごとのルール |
ALWAYS / NEVER で例外なき制約を書く
「ALWAYS 日本語で回答する」「NEVER 本番サーバーには直接書き込まない」のように、強調したいルールは大文字の ALWAYS / NEVER で書くと Claude が確実に守ります。
300行を目安に。長すぎると逆効果
CLAUDE.md が長すぎると Claude が内容を無視し始める場合があります。300行以内に収めるのが推奨されています。「何でも書けばいい」ではなく、本当に必要な情報に絞りましょう。
その他「知っておくと得する」小技
カスタムスラッシュコマンドを作る
.claude/commands/ フォルダに Markdown ファイルを置くと、自分だけのスラッシュコマンドが作れます。
例:.claude/commands/post.md を作れば /post で呼び出せます。毎回同じ手順で行う作業(記事投稿・デプロイなど)をコマンド化しておくと、打ち間違いや手順ミスがなくなります。
@ファイル名でファイルを即参照
チャット欄で @ファイル名 と書くと、そのファイルを Claude に直接参照させられます。「このファイルを読んで」と毎回説明するより、@src/config.ts を見てバグを直して と書くほうがシンプルで確実です。
バックスラッシュ + Enter で複数行入力
ターミナルのチャット欄で \ を入力してから Enter を押すと、改行が入力できます。長い説明文や箇条書きプロンプトをそのまま書けます。
まとめ:小技を組み合わせて使い方を育てよう
Claude Code は最初から完璧に使いこなす必要はありません。
今日から試してほしいことを3つだけ挙げるなら:
Esc × 2を使って「やり直し」に慣れる- CLAUDE.md にプロジェクトのルールを書く
/clearを新タスクの区切りのクセにする
この3つを習慣にするだけで、作業の流れが確実にスムーズになります。あとは「毎回これやってるな」と感じた瞬間に、その作業をコマンド化・自動化していくだけです。
少しずつ自分の使い方を育てていきましょう。
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